校正と校閲

皆さんは「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」というドラマを覚えていらっしゃいますか?少し前になりますが、2016年の10月クールに日本テレビ系列で放送されたドラマです。

石原さとみさんが主演で、2017年秋には「地味にスゴイ!DX 校閲ガール・河野悦子」というスペシャルドラマも放送されました。

ドラマでは、出版業界のお話として描かれている「校閲」のお仕事ですが、テレビの世界にもあるのです、校閲。

テレビの場合でも報道を中心に情報、バラエティなど多岐にわたってテロップやパネルの校正・校閲があります。日々校閲ガールや校閲ボーイが活躍中です。

校閲とセットでよく出てくる言葉に、「校正」というものがあります。

なんとなく分かったようでわからない校正と校閲の違い、みなさんお分かりになりますか?

校正は、原稿通りに文字が入力されている(活字になっている)かを確認し、突き合わせていくお仕事です。1つ前の工程(初稿の場合は原稿、再校の場合は初稿とその赤字)がきちんと反映されているかをチェックします。

校閲は、その原稿に書かれている内容に誤りはないか、意味は通じるかをチェックするのがお仕事です。

文字を徹底してチェックするのが校正、内容を徹底的にチェックするのが校閲ということですね。もちろんオーバーラップする部分が多々あります。

なかなか難しいですね。