各テレビ局には「直系の」番組制作を担当する子会社があります。
東京の民放キー局で言えば、日テレ=日テレアックスオン、テレ朝=テレビ朝日映像、TBS=TBSスパークル、テレ東=テレビ東京制作、フジ=共同テレビジョン、NEXTEP。NHKにもNHKエデュケーショナルやNHKエンタープライズなどの制作子会社があります。
フジテレビの関連会社以外は親会社の名前がついています。
これらの各局の制作子会社にはAX-ON、ViViA、スパークル、PROTXなどの略称があります。ここまでみてくると、おや?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
他局でこれらの名前をお見掛けになったことはありませんか?民放系の制作会社は、系列会社の番組を作るのはもちろんですが、ここ数年は他局の番組制作にもかかわることも多くなっています。
働く人間にとっては、いろいろな番組制作にかかわる機会が増えるとも言えます。
NHKの番組にも民放系の制作会社は進出しています。そういう時にもよく略称が使われます。
NHKで先日放送された「宝メシグランプリ」はNEXTEPが制作協力でしたし、テレビ東京で放送されている「孤独のグルメ」は共テレ(共同テレビジョン)が制作協力として名前が表記されています。
Netflixなどのネット配信コンテンツもそうです。「あいのり」は共テレの制作です。
これを「外貨を稼ぐ」と業界内では呼ばれています。