こんにちは。
不定期掲載シリーズ第2弾の「放送のお仕事をやってみたい!」とお考えの方向けに、放送のお仕事って何?をテーマにしたコラムの2回目です。
今回は、制作のお仕事について少し細かくみていきましょう。
例えばプロデューサーと言っても、制作Pと局Pがいらっしゃいます。どういうことかというと、放送の制作現場には、放送局の社員(局員)の方と制作会社やメディアに特化した派遣会社の方が一緒に働いています。テレビの制作現場は1人のテレビ局社員に対して10人の外部のメンバーがいるとよく言われます。制作のお仕事をしたい!ということであれば、制作会社やメディアに特化した派遣会社の社員として常駐する形で働くという方法もあります。エルコムウォークもメディアに特化した派遣会社です。
最近の事例ですが、報道の記者にもこのような働き方の方もいらっしゃいます。
ではもう少し深くそれぞれのお仕事の中身についてみてみましょう。
プロデューサーは、なんとなくお分かりの通り、担当番組の予算や人事を含めた全体をマネジメントするお仕事です。
お仕事の中には、編成の方や番組のPRを担当される宣伝の方、またスポンサーさんとの交渉も含まれます。
アシスタントプロデューサーは、名前の通りプロデューサーの補助をするお仕事です。
実際にお金やスタッフの管理を中心に、ディレクター業務の補佐も担うお仕事です。
ディレクターのお仕事はプロデューサーのお仕事と区別がつきにくいかもしれませんね。
ディレクター兼プロデューサーという方もいらっしゃいますしね。
ディレクターは、実際の番組制作現場の責任者です。番組を完成させるための指示全般を担われています。
アシスタントディレクターは、ディレクターを補助するお仕事です。
資料作成、リサーチ、番組収録のための準備業務全てを担っています。準備の中にはお弁当の手配もあったります。また「街歩き」のような番組では、所轄警察署の許可取りもあります。
ここまでは皆さんも聞かれたりしたことのあるお仕事ですよね。
では音効さん、構成作家さん、タイムキーパーさんというお仕事はどうでしょうか。
どのようなお仕事をされているのでしょうか。
まず音効です。映像に「音」をつけるお仕事ですが、ディレクターと打ち合わせをしながら、企画の意図にあう音楽(どの部分を使うかを含めて)を選び、編集していくお仕事です。皆さんの耳障りが悪くなく、テーマに沿った音楽を選曲することが大切なお仕事ですから日ごろからたくさんの音楽を聴くこともお仕事ですね。
構成作家は、名前の通り番組全体やコーナーの構成を考えたり、ナレーションを考えるのがお仕事です。このお仕事には、アシスタントディレクターさんやディレクターさんを経験された方も多くいらっしゃいます。
タイムキーパーは、放送時間(番組の尺)に収まるように、時間管理をするのがお仕事です。
生放送はもちろん収録の番組でも、何かのきっかけで決められた時間内にコーナーなどが終わらないことが多々あります。また逆に時間が余るときもあります。こういう時に、放送時間を計測しながら、番組がきちんと放送時間内に終わるようにディレクターに指示を出したり、調整するのがお仕事です。
少し視点を変えて、番組にはどのようなジャンルがあるかを簡単にみておきましょう。情報番組(スッキリ、とくダネ!モーニングショー、ビビットなど)、報道番組(news every.、Jチャンネル、Nスタ、ライブニュースitなど)、バラエティ番組(踊るさんま御殿、マツコの知らない世界、開運なんでも鑑定団など)、音楽番組(ミュージックステーション、うたコン、ミュージックフェアなど)、ドキュメンタリー番組(テレメンタリー、NNNドキュメントなど)があります。
皆さんはどのような番組でどんなお仕事をしてみたいと思われますか?
次回は技術的なお仕事について少し詳しくみていきましょう。