NHKの制作著作表記の疑問

NHKの番組をご覧になっていて「ん?」と思われたことはありませんか?

今日は番組の最後に画面の右下に表示されるエンドクレジットについてです。

「終 制作・著作 NHK」と「終 NHK」の2種類があるのですが、お気づきになっていましたか?

エンドロールでは、どっちの場合も制作・著作NHKと表示されているのですが、最後のクレジット表記になぜかこの2パターンがあります。

なぜ2種類あるのでしょうか。NHKに聞けばいいんじゃない?ということなのですが、テレビをじっくり観てみました。

「終 制作・著作 NHK」の場合は、番組制作をNHKの関連会社やNHK本体が行い、外部の制作プロダクションがかかわっていない場合で、「終 NHK」は、番組制作をNHKの関連会社と外部の制作プロダクションが行っている場合のようですね。

例えば「ブラタモリ」は「終 制作・著作 NHK」で、「チコちゃんに叱られる」は「終 NHK」です。

エンドロールを観る限りですが、「ブラタモリ」はNHK本体が番組制作を行っていて、外部の制作会社はかかわっていません(技術協力とかはあるかもしれませんが)、「チコちゃんに叱られる」は、制作協力としてベイシスという外部の制作会社の名前が必ず表示されます。

こういう違いがあるのですね。

ところで。「チコちゃんに叱られる」なんですが、制作協力として「ベイシス」という会社名が表記されています。でも実際には共同テレビジョンが制作協力なんですよね。コレ、深~い理由があります。

同じ時間に放送されているフジテレビの番組も共同テレビが制作にかかわっているので、「裏被り」になってしまうので子会社の名前になっているんだそうです。